7月6日、法務省は、フィリピン国籍の非正規滞在者75人を民間のチャーター機で一斉に、本人の意思に反して強制送還しました。チャーター機を使った一斉強制送還が実施されたのは初めてのことです。
私が顧問を務める仮放免者の会は、法務省に対して、一斉強制送還を実施しないように申し入れ、デモ行進などを行ってきました。送還の対象になる人の中には、長期滞在により日本に完全に生活基盤が移っていたり、日本に家族がいるため帰国できないなどの事情があり、人道上日本への在留を認めるべき人が含まれているからです。
この問題について、8日、仮放免者の会は、司法記者クラブで記者会見を行いました。TBSのニュース23等で報道されました(この報道の映像は、HPにアップされていますが、今日(15日)までしか観ることができません。)。
不法滞在のフィリピン人一斉送還、支援団体は反発(TBSニュース23) http://news.tbs.co.jp/20130708/newseye/tbs_newseye5377948.html
入管による一斉無理矢理送還に抗議します (仮放免者の会HP)