大阪入管に収容中の男性が医師の診療を拒否され、適切な医療措置を求めて提訴

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 本日(6月29日)、大阪入国管理局長の診療拒否に対する国家賠償請求(慰謝料請求)と、適切な医療措置の義務付けを求めて、被収容者が、大阪地裁に提訴しました。

 入管収容男性 治療拒否と提訴 06月29日 17時41分
 http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20160629/3587031.html

 NHKの報道にもあるように、おととし、東京入国管理局(品川)と東日本入国管理センター(茨城県)で外国人3人が収容中に相次いで死亡していて、日本弁護士連合会が適切な医療を求める声明を出しているほか、支援団体も改善を求めています。
 全国の入管での医療や生活環境に問題がありますが、昨今の大阪入管での医療や被収容者の生活環境の悪さは特に問題視されていました。

 本年2月、大阪入管では医療や生活環境の悪さなどに端を発して、ハンガーストライキが起こるほどでした。
 ハンストの様子や、医療や生活環境の悪さの詳細は、一番下のURLをご覧ください。

 失われた人の命は二度と戻ることはありません。
 被収容者の命を守るための訴訟です。今後もこの訴訟に注目してください。

 本訴訟の弁護団は、清水亮宏弁護士と私・中井雅人です。

 弁護士 中井雅人

 「大阪入管に収容された44人がハンスト――「死んでからだと遅いです」と訴え」
 http://praj-praj.blogspot.jp/2016/02/40.html

 「大阪入管に支援5団体が申入書「死亡者がいつ出ても不思議ではない危機的な状況」」
 http://praj-praj.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

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